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ストロー製造最大手の日本ストロー、使い捨てプラスチックストロー使用停止の動きを受け、生分解性ストロー等の開発のため、新たな研究開発拠点設置へ(各紙)

2018-09-28 17:03:25

straw2キャプチャ

 

  各紙の報道によると、ストロー大手の日本ストロー(東京・品川)は廃プラスチック問題で、使い捨てプラスチックストローの使用停止の動きが広がっていることから、新たに水中でも分解したり、植物由来のプラスチック製のストローなどを開発するため、新たに研究開発拠点を設けるという。

 

 (写真は、多様に製作されている日本ストローの製品)

 

 日本ストローは、パック飲料などに使う伸縮ストローの最大手。年間60億本近くを出荷する。しかし、最近の廃プラスチック問題で使い捨てプラスチックストローの使用中止を決めるところが世界的に広がっており、このままでは「ストロー離れ」が加速する懸念も出ている。そこで、っプラスチック製品の代替品となる生分解性のストローや紙製ストローのより使い勝手のいい製品を開発するため、熊本工場(熊本市)に約3億円を投じ、2018年中に研究開発拠点を新設する。

 

 同社の熊本工場は、2016年の熊本地震で被災した倉庫がある。それを研究施設に改装し、環境対応品の開発に力を入れる。同社のストロー技術には、単に素材だけでなく、容器のサイズによってストローが何段階かに伸縮するタイプのものや、ジャバラ仕様で折れ曲がるものなどが多様にある。

 

 紙製ストローの場合でも、紙そのままだと、紙独特の臭いや味が伴う。そこで同社の新研究施設では、紙製ストローの製造機を導入し、そうした「雑味」の抑制などを目指すという。ストローの世界も結構、奥深いようだ。

http://www.nipponstraw.com/index.html