HOME |川重商事、自然分解型プラスチックストロー販売へ。プラスチックの利便性を維持しつつ、プラごみ縮減に貢献。今月末、関西空港のプロント新店舗で第一号の提供(RIEF) |

川重商事、自然分解型プラスチックストロー販売へ。プラスチックの利便性を維持しつつ、プラごみ縮減に貢献。今月末、関西空港のプロント新店舗で第一号の提供(RIEF)

2019-03-26 10:30:16

kawasakiキャプチャ

 

 川崎重工グループの川重商事は、自然環境下で最終的に水と二酸化炭素に分解する「自然分解型プラスチックストロー」をコーヒーチェーン店の「プロントコーポレーション」へ納品した。同社が今月末に関西国際空港第1ターミナルビルに出店するカフェで顧客に提供される。自然分解型ストローは、プラスチックが自然環境において微生物が水とCO2に分解しやすいという。

 

 (写真は、自然分解型プラスチックストロー)

 

 川重商事が提供する自然分解型プラスチックストローは、食品衛生法の基準をクリアし、製品にプラスチックの分解を促進する素材をポリプロピレンに配したことで、自然環境下での分解が可能になる。プラスチックストローの利便性を維持しつつ、プラスチックごみの発生を最小限に留めることができるという。

 

 プロントは、関空で開店する新業態のカフェ「ESPRESSO&BAKERY(エスプレッソ&ベーカリー)」店で同ストローを採用する。

 

 川重商事は、「プラスチックごみ問題は、同製品自体を全く使用しないことや、全量リサイクルによって解決することが可能。しかし、現在の社会の中ですべてのプラスチック製品への適用は困難」として、自然分解型ストローの普及を目指す。今後も同型のレジ袋やトレーなどの製品を展開する予定という。

 

 川崎重工グループでは、グループミッション「世界の人々の豊かな生活と地球環境の未来に貢献する❝Global Kawasaki❞」を掲げ、事業を通じて社会課題の解決とともに、国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献を目指している。

https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20190325_1.html