米サンフランシスコ市は1日から、市内のすべてのレストラン、飲食店での使い捨てプラスチック製ストロー等のプラスチック製品の販売・使用を禁止する条例を施行した。紙製ストローは事前の了承が必要で、ガラス製やシリコン製等の再利用可能なストローは引き続き使用できる。使い捨てストローを含む広範囲なプラスチック製品の禁止措置は、米国の主要都市ではシアトルや首都ワシントン等に次ぐ動きだ。
(写真は、サンフランシスコの有名な港のレストラン街、ここでも使い捨てプラは追放に)
施行されたのは「使い捨て食品容器、プラスチック、有害物質、ゴミ等の削減条例」。(The Single-Use Foodware Plastics, Toxics and Litter Reduction Ordinance)。販売禁止の対象は、使い捨てプラスチック製の飲料容器、同カクテル用のかき混ぜ棒、プラスチック製の柄の歯ブラシ等。
利用可能なストローは、①紙製ストロー、その他の自然素材ストロー(認証必要)②ガラス製、シリコン製、金属等の再利用可能なストロー③使い捨てプラスチックストローは、身障者の要求や医療的必要性の場合に可能、と条件を付けている。
また廃棄後、堆肥化可能な商品については、2000年1月から「Biodegradable Products Institute (BPI)」の認証を受ける必要がある。これらの商品には、耐油性ペーパー、紙製容器、持ち帰り用の紙あるいは他の自然繊維製の容器とストローが含まれる。