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ネスレ日本、人気商品「キットカット」の大袋タイプの外袋を紙製パッケージに切り替え。9月下旬から。同時に、紙パッケージでの「折り鶴」コミュニケーションキャンペーンも展開へ(RIEF)

2019-08-02 17:36:11

Kitcat1キャプチャ

 

 ネスレ日本(神戸市)は、プラスチックゴミを削減するため、人気商品「キットカット」の大袋タイプ5点の外袋を、これまでのプラスチックから紙製パッケージに変更する。9月下旬の出荷分から全量、切り替える。ネスレはグループ全体で、2025年までに全製品の包装材を100%リサイクル可能あるいは、リユース可能な素材に改める方針を立てており、今回のキットカット紙袋化はその一環と位置づけられる。

 

 キットカットは、ネスレの販売でも日本が一番人気の市場という。「きっと、勝つ」の語呂合わせも人気の秘密のようだ。今回の紙袋転換で、同社が日本で使用するプラスチック量は年間約380㌧、減少することになるという。

 

外袋が紙製になる5種類のキットカット
外袋が紙製になる5種類のキットカット

 

 今回対象となる大袋入りのキットカット商品は、「キットカットミニ」や、「同オトナの甘さ」「同抹茶」「同濃い抹茶」などで、小売価格300円~500円の商品。

 

 今回の紙製パッケージ化は大袋の5種類限定だが、1年後の2020年9月には、大袋製品すべてを紙製に切り替える。また2021年には小規模の個包装についても、リサイクルし易い単一素材に変更する予定だ。将来的には海洋生分解性素材など、より環境負荷の少ない素材への切り替えについても検討していくとしている。

 

 またパッケージを紙製に切り替えることで、パッケージを使って「折り鶴」を作り、親しい火とに応援や感謝の気持ちとして伝えるコミュニケーション活動も提案していくという。「低炭素化商品マーケティング」を意識して、消費者にアピールする形だ。

 

https://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/allpressreleases/20190801_nestle