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福島第1原発  新たに別のタンク4カ所で高線量検出、新たな漏えいか(各紙)

2013-09-01 00:58:07

溶接なし、パッキンで締めただけの簡易タンク。汚染水が漏れないほうが不思議だ。
fukushimatank130825001各紙の報道によると、東京電力は31日、島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れ続けている問題で、別のタンクや配管など4カ所から毎時70~1800ミリシーベルトの非常に高い放射線量が計測されたことを発表した。新たに汚染水の漏えいが広がった可能性が指摘されている。 今回漏えいの可能性が見つかったタンクは、いずれも貯水量の水位低下はみられていないという。ただ、東電によると、高線量が計測されたのは、最初に約300トンの汚染水が漏れたタンクと同様に、鋼板の接合部をボルトで締めているだけの「フランジ型」と呼ばれるタンク3基と、タンクをつなぐ配管部1カ所の計4カ所。

 

フランジ型のタンクで複数の汚染水漏えいの可能性が出たことで、300基を超える汚染水貯蔵タンクの漏えいリスクが広がる可能性が高まってきた。多数のタンクから複数の漏えいが同時多発で起きると、汚染水の海洋大量流出は防ぎようがない。福島原発がきわめて危険な状況に陥っているといえる。