HOME13 原発 |「放射能汚染のしずく」 配管から90秒に一回滴下 H5エリアで汚染水60リットル(各紙) |

「放射能汚染のしずく」 配管から90秒に一回滴下 H5エリアで汚染水60リットル(各紙)

2013-09-02 12:19:23

ダダ漏れの汚染水貯蔵タンク
ダダ漏れの汚染水貯蔵タンク
ダダ漏れの汚染水貯蔵タンク


各紙の報道によると、東京電力福島第一原発の汚染水漏れ問題で、高い放射線量が計測された「H5エリア」の配管から90秒に1回の割合で、放射能汚染水の滴が落ちていたことが分かった。同配管にたまっていた汚染水は約60リットルあった。東電は配管とタンクの接合部分のボルトを締め直した結果、滴下は止まったとしているが、他のタンクでもボルトの緩みで滴が漏れている可能性もある。
 東電は1日、滴が垂れていた問題の配管部分にたまっていた汚染水を分析した結果、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1立方センチ当たり30万ベクレル検出された。1リットルに換算すると、3億ベクレルに相当する。配管の60リットルには約180億ベクレルの放射性物質が含まれる計算になる。

タンクを溶接せず、ボルトで接合しているだけの「フランジ型」のタンクは、300基以上設置されており、これらのタンクの安全性チェックが早急に必要だが、東電は人員不足を理由に、十分な点検・監視体制を組めないままの状況が続いている。今回の配管からの滴の発見は、敷地内の各所で不具合がみつかったことから、作業員が一部のタンクを点検した結果、発見した。

 

http://www.minpo.jp/news/detail/2013090210656