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神戸製鋼、三菱総合研究所ら、福島で放射性物質含む下水汚泥焼却実証施設を完成 100億円稼ぐ(FGW)

2013-09-02 13:06:13

完成した下水汚泥施設
完成した下水汚泥施設
完成した下水汚泥施設


神戸製鋼所、三菱総合研究所らは、東京電力福島第一原発の事故で大量に発生している放射性物質を含む下水汚泥を焼却する実証設備を福島県県中浄化センター(福島県郡山市)に完成させた。9月上旬から実証事件を開始する。除染事業は遅々として進まず、効果にも疑問が出ているが、100億円の設備納入で事業者は除染ビジネスの手応えありというところか。



 

同設備は、1日90トンの処理能力を持つ流動床式焼却炉。同センターに保管されている、下水汚泥と汚泥の一時保管時にかぶせた覆土の合計約1万5000トンを実験期間中に焼却処理する。汚泥には1kg当たり8000ベクレルを超える高濃度の汚泥も含まれている。

同設備を使うことで、放射能汚泥は焼却処理で体積を約20分の1に減らせるという。2014年3月末まで約7カ月間実験し、焼却炉の性能や焼却灰の性状などをデータ収集、他の処理場でも使える方法か検証する。

焼却処理排ガス中の焼却灰はバグフィルターで捕集し処理場内に保管し、焼却施設建物内の気圧を管理し放射性物質が建物外部へ漏れることを防ぐ計画という。


 同実証実験事業は、環境省の事業で、日本下水道事業団(東京都新宿区)、神鋼子会社の神鋼環境ソリューションも参画する。環境省から事業を受託した。


 

http://www.kobelco.co.jp/releases/2013/1188648_13519.html