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規制委員会調査団 関西電力大飯原発の地下の断層「活断層ではない」で認識ほぼ一致 再稼働認定に一直線(各紙)

2013-09-02 19:05:20

大飯原発の敷地内断層の活動性について、評価会合で関西電力担当者(左奥)の説明を聞く原子力規制委の有識者調査団(右奥)=2日午後、東京都港区
大飯原発の敷地内断層の活動性について、評価会合で関西電力担当者(左奥)の説明を聞く原子力規制委の有識者調査団(右奥)=2日午後、東京都港区
大飯原発の敷地内断層の活動性について、評価会合で関西電力担当者(左奥)の説明を聞く原子力規制委の有識者調査団(右奥)=2日午後、東京都港区


各紙の報道によると、関西電力大飯原発(福井県)の敷地内断層を調べた原子力規制委員会の有識者調査団は2日、評価会合を開き、関電が「F―6」と呼ぶ3、4号機の重要施設の下を通る断層(破砕帯)は「地盤をずらす可能性のある断層(活断層)ではない」との認識でほぼ一致した。

 団長役の島崎邦彦委員長代理は「今回の会合で認識の共有化が図れた。一定の方向性が出た」と述べ、次回会合で評価書案を示し、議論する方針を示した。

 大飯原発の3号機は、定期検査のためは2日夜、4号機は15日に運転を停止する。関電は早期の再稼働を目指して、すでに7月に安全審査を申請している。しかし、規制委は断層調査で一定の見解がまとまるまで審査を保留してきた。

今回、調査団が「活断層ではない」との見解でほぼ一致したことで、同原発の審査入りに向けて一歩前進したことになる。