東電福島原発1~2号機 「土の壁」海から2mの観測井戸から 海水の最大15倍セシウム検出(福島民友)
2013-09-05 10:46:30
東京電力は4日、福島第1原発1、2号機タービン建屋東側(海側)で、土壌を薬剤で固めた「土の壁」の外側にあり、海から約2メートルの所に掘った観測用井戸で採取した水から1リットル当たり550ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。
第1原発港湾内の海水と比べて7~15倍のセシウム濃度。「土の壁」の海側にある護岸の地下には汚染水がたまったままになっている可能性がある。
この井戸から3日に水を採取し、初めて検査結果が出た。ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質は1リットル当たり470ベクレル検出されたが、港湾内の海水とほぼ同程度の濃度だった。
水が濁っていたため、ろ過して再検査した結果、セシウムの検出値は約3分の1に下がった。水にセシウムが付着した土が混じっていたとみられる。東電は「最初の結果なので傾向は判断できない。引き続き監視していく」としている。
http://www.minyu-net.com/news/news/0905/news11.html