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光合成をする「人工の葉」が誕生。ロシアの美大生が成功 地球環境の切り札になり得るか?(AFP)

2014-08-10 23:55:24

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"Fukushima workers"
“Fukushima workers”


人間が宇宙で暮らす夢が、また大きく近づいた。

  • ロンドンの美術大学生 、Julian Melchiorri(ジュリアン・メルキオッリ)さんが、世界で初めて生きた葉っぱを作ることに成功したのだ。


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植物が持つ葉緑体を生糸の繊維に注入して作られたこの葉っぱ。

自然の植物と全く同じように、光を当てると水と二酸化炭素を吸収して酸素を生成する。

この技術により、今まで不可能だった様々なことが可能になるのではと、世界中から期待が集まっている。

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その期待の一つが、地球環境保護への貢献だ。

ビルの外壁をこの葉っぱで覆うことで、新鮮な空気を街中でも作ることが可能になる。

 

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ランプのシェードに使えば、部屋の中の空気はいつもキレイに保たれる。デザインも美しく、屋内にいて本物の自然を感じることが出来る。

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もう一つ、大きな期待がかかっているのが宇宙開発の分野だ。

本物の植物は重力の無い宇宙では育たない。NASAは様々な研究を通して、なんとか宇宙に酸素を安定的に送ることが出来ないかと模索してきた。

低コストで、簡単な材料があれば酸素を作ることが出来るこの葉っぱ。

現在よりも更に遠い宇宙へ人間が行ける未来は、そう遠くないかもしれない。

 

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