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東電の汚染水凍結作戦 ほぼ”失敗”。凍らず、ドライアイスで配管詰まる。作戦失敗は 汚染水海洋放出を国民に納得させるためのアリバイ工作か(?)(各紙)

2014-08-12 22:35:01

東電の竹やり方式の凍土作戦は、汚染水海洋放出のアリバイ工作(?)
東電の竹やり方式の凍土作戦は、汚染水海洋放出のアリバイ工作(?)
東電の竹やり方式の凍土作戦は、汚染水海洋放出のアリバイ工作(?)


各紙の報道によると、東京電力は、福島第一原発の汚染水対策として、2号機海水配管トレンチの地下坑道を凍らせて水を止める工事を進めているが、凍結の“切り札”として投入されたドライアイスが配管の途中で止まってしまい、効果を上げていないことが分かった。

東電は、先月28日から配管トレンチ立坑Aに氷の止水壁を築くため、トレンチ内に氷とドライアイスの投入を始めた。汚染水が溜まる地下の坑道に金属製の管を設置し、冷却液を流して汚染水ごと凍らせる作業を促進するため。投入した氷は、7月28日から8月11日朝までの間に、合計で222tを投じた。

 

また8月7日からは毎日約1トンのドライアイスを追加投入するとしてきた。しかし、それでも氷の止水壁を築くことができていない。東電は11日の会見で、凍結の効果について「分からない」とし、目に見える成果が依然、出ていないことを認めた。

 

それだけではなく、7日にドライアイス1tを投入しようとしたところ、配管が詰まってしまった。そのため、それ以降はドライアイスの投入を見合わせているという。配管トレンチの凍壁化にほぼ失敗したといえそうだ。トレンチも凍壁化できないということは、東電が計画している建屋全体を取り巻く凍壁化が成功する可能性は、大きく遠のいたといえる。

 

凍壁化が困難になると、汚染水対策の次なる効果的な”切り札”は、汚染水を「浄化した」として海洋放出する手段が現実味を帯びてくる。すでに東電は、福島県の漁業関係者の反対や、国民の不安の高まりを無視するかのように、12日には試験的にくみ上げを始めた。20日にも浄化を始めるという。「凍土壁」という突飛なアイデアを打ち出し、ほぼ失敗が確実になったことも、「海洋放出しか、手段がない」ことをアピールするためのアリバイ工作だったのでは、と思えるほどだ。

 

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