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自民党福島県連、県内全10基の原発廃炉を選挙政策に掲げる。党本部の原発再稼動方針と矛盾(FGW)

2014-11-25 10:58:36

jiminfukushimaキャプチャ
jiminfukushimaキャプチャ各紙の報道によると、自民党福島県連は衆院選に向けた福島県連版政策集をまとめた。その中で、東京電力福島第一原発事故からの復興施策として県内原子炉全10基の廃炉を改めて打ち出し、党本部との路線の違いを鮮明にした。

 

政策集は9項目からなる。福島県連では、昨年7月の参院選からの情勢変化を踏まえて同政策集を見直し、東電福島第二原発を含む全基廃炉に加えて、再生可能エネルギー施策の推進を重点項目に格上げした。

 

県連の脱原発方針に対して、自民党本部は、逆に国内原発の再稼働に積極的なうえ、福島県民が求める東電福島第二原発の廃炉についても、消極的な姿勢に終始している。

 

このため今回の選挙でも、同県の選挙民にとって党本部と県連の原発政策での”ねじれ”をどう評価するかがポイントとなりそうだ。県連の政策として「脱原発」を掲げても、安部政権は反対の立場を堅持するとすれば、同県の自民党候補は公約を最初から実現できないことを前提に選挙に臨むことになる。

 

また、政策集では、中間貯蔵施設の早期実現、農林水産業の風評被害対策の強化なども打ち出している。

http://www.jimin-fukushima.jp/