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5月の月間都道府県放射能セシウム降下量調査 福島周辺の群馬、山形で急上昇目立つ。東京は全国5位キープ(FGW)

2015-07-01 17:24:58

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原子力規制委員会のまとめによると、5月の全国都道府県別放射性物質降下量調査で、前月(4月)に急減した福島県のセシウム量が4倍強と増加したほか、福島周辺の群馬、山形の両県でそれぞれ前月比7倍、4倍と急増した。また東京都は5割増で全国5位だった。

東電福島第一原発の事故処理が続く福島県の5月のセシウム降下量は510メガベクレル(1k㎡当たり)で、前月4月に115メガベクレルまで急減下レベルが再び反転した。ただ、今年に入ってからの推移は、1,2月の高いレベルから3ヶ月連続で1000ベクレル以下の値が続いている。

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5月の数値で注目されるのが、福島に隣接する群馬、山形両県での数値の急上昇。群馬県は9.1メガベクレルで、福島に次ぐ多さとなった。山形も第三位。両県とも今年の推移は比較的低い値だったのに、今回の急上昇は、福島原発での作業状況と、大気の流れが影響下可能性もある。

東京都は、今年に入って1-2メガベクレルの比較的安定した水準が続いていた。特に前月の4月は今年では一番低い値だったが、5月は再び2メガベクレル台に戻った。

http://radioactivity.nsr.go.jp/en/contents/10000/9946/24/195_20150630.pdf