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東電第一原発被害で「原発ADR」を申し立てた福島浪江町住民 和解案提示後 すでに202人が死亡。病因開示されず。和解の権利継続も不明(河北新報)

2015-07-03 14:13:15

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東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県浪江町の住民1万5546人が慰謝料の増額を東電に求めた和解仲介手続き(ADR)で、町は2日、和解案が提示された2014年3月末以降、申立人のうち202人が死亡したと発表した。


 東電は和解案の受け入れを拒否したままで、町によると、ADRを申し立てた13年5月以降、ことし5月末までに亡くなった申立人は343人に上る。


 死亡した申立人はADRの手続きから外れる。増額分を親族が相続できるか否かは決まっていない。


 町は13年5月、住民の代理人となり、慰謝料を現行の1人月10万円から35万円に増額するようADRを申し立てた。昨年3月、原子力損害賠償紛争解決センターが5万円を増額する和解案を提示。町は受け入れを表明している。

namieキャプチャ

 

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201507/20150703_63043.html