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原子力規制委員会の九電川内原発再稼働に向けた保安規定認可に、住民団体らが認可取り消しの異議申し立て、火山監視に問題アリ(各紙)

2015-07-23 23:59:31

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各紙の報道によると、原子力規制委員会が、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に向け、原発の運用ルールを定めた「保安規定」を認可したのは不当だとして、全国の市民らが23日、行政不服審査法に基づき規制委に異議申し立てをした。

 

申し立てたのは全国の市民団体関係者ら513人。申立書によると、規制委が認可した川内原発の保安規定には、原発周辺にある火山の巨大噴火の前兆をとらえるためのモニタリングをどうするかなどの具体的な方法に関する審査内容が明らかにされていないなどと主張している。

 

 規制委は5月に保安規定を認可した。川内原発をめぐっては、昨年11月、再稼働に必要な「設置変更許可」を規制委が認めたことに対して行政審査法に基づく異議申し立てが出されたほか、今年5月には規制委の「工事計画認可」についても市民グループなどが、規制委に認可の取り消しを求める異議申し立てをしている。

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