HOME |旧ソ連・チェルノブイリ原発周辺の立ち入り禁止地区で森林火災 断続的に発生。セシウム137の大気中再拡散の懸念も(各紙) |
Chelynobilyキャプチャ

 猛暑が続くウクライナで、チェルノブイリ原発の立ち入り禁止地区の森林と泥炭地帯で、広範囲な火災が断続的に発生している。

4月ころから起きた火災は、8月に入っても再び火の手が上がっている。同地帯は大量のセシウム137が蓄積しており、火災による大気中への再拡散の懸念の声も出ている。

 

 4月28日に発生した火災では、およそ400haが焼失。消火作業は数日間に及び、消防車51台および300人を超える人員が投入された。その後、6月29日、隔離ゾーンで乾燥した草や葦が発火し、複数の火の元から火災が拡大、130ヘクタールが火の手に包まれ、7月半ばになってようやく消し止められた。

 

 隔離地帯の森林では乾燥した草地、芦の密集地帯、泥炭地帯などの複数個所で火の手が上がった。火災原因は、原発周辺……

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