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福島・南相馬市のシイタケから1万1647ベクレルのセシウム。福島市でも3000ベクレル台のキノコ。自家用だが農地の汚染継続を立証(RIEF)

2015-10-02 17:56:27

siitakeキャプチャ

福島県南相馬市で8月に検査したシイタケから、1kg当たり1万1647ベクレルという高濃度のセシウムが検出された。また、いわき市で、9月検査のキノコ類から、4000~6000ベクレル台、福島市でも3000台のセシウムが検出された。いずれも販売用でなく自家消費用とされるが、農地や山林などの汚染が依然、高濃度で続いていることを物語る。

 

 高濃度のセシウムが検出された南相馬市のシイタケは、同市小高区川房で採取された。また、いわき市のきのこ類からは、9月15日に検査した田人町でのムラサキシメジから6835ベクレル、市郊外で採取したサクラシメジから6137ベクレル、三和町のコウタケ4998ベクレル、四倉町の同4201ベクレル、大久町のマツタケ3468ベクレルなどが検出された。

 

 福島市では、チチタケから3240ベクレル、チタケから1185ベクレル、モミタケ437ベクレルなどが検出された。二本松市でも、8月検査の農作物のうち、天然のシロシメジから466ベクレルが、またイノシシ肉からは639ベクレルが検出されている。田村市でも、キノコ類から、2件の基準超過のセシウムが検出されている(同市は個々の測定値を公表せず)。

 

 福島には秋の気配が広がりつつあるが、秋の味覚のキノコ類は、今年も産地確認に要注意といわざるを得ない。

 

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/01010d/monitoring-all.html#kukan