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東電福島第一原発1号機の建屋屋根パネルの撤去完了。地震、豪雨時に注意! 使用済み核燃料取り出しは、東京オリンピック後か(各紙) 

2015-10-05 11:55:43

fukushima1gouki1キャプチャ

各紙の報道によると、東京電力は5日、夏から進めていた福島第一原発1号機の建屋カバー解体作業を完了したと発表した。

 

 1号機建屋カバーは、原発事故で毀損した建屋内部からの放射性物質の大気中への飛散を抑える応急措置として、2011年3月の事故からほぼ半年後の同年10月に設置された。

 

 しかし、原子炉からの使用済み核燃料の除去など、廃炉作業を進めるには、内部の調査が必要なため、今年7月から撤去作業に入っていた。建屋カバーの屋根には幅約7m、長さ約42mのパネルを6枚並べた形となっており、この日、最後の6枚目を撤去した。

 

  東電によると、この日の作業について、放射性物質濃度を監視しているダストモニタや敷地境界に設置してあるモニタリングポストに有意な変動はなかったとしている。また、今後、飛散防止剤散布・ガレキ状況調査等を行った後、散水設備設置に支障となる鉄骨を撤去する予定。

 

 順調にいけば、東京オリンピックを開催する2020年度中に使用済み核燃料プールに残っている燃料を取り出す作業を始める。実際には、オリンピックへの風評影響を避けるため、オリンピック終了後に作業に着手するものとみられる。

 

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2015/images/handouts_151005_03-j.pdf