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福島第一原発で停電 凍土遮水壁やセシウム吸着装置等が一部停止。原因不明(RIEF)

2016-06-28 11:42:39

toudohekiキャプチャ

 

 東京電力は28日未明、福島第一原発の一部の設備で停電が発生し、汚染水から放射性セシウムを取り除く装置や、原子炉建屋周囲の地中を凍らせる汚染水対策「凍土遮水壁」の冷却設備の一部などが停止したと発表した。

 

 東電によると、午前3時39分頃、免震重要棟遠隔監視室で、6900V電源盤の警報が発生し、セシウム吸着装置が停止していることを確認した。

 

 停止したのは、セシウム吸着装置、陸側遮水壁、冷凍機、供給ポンプ、冷却塔の一部、中性子線モニタ(西門設置)、構内各休憩所および信号機の一部など。


 溶け落ちた核燃料がある原子炉注水設備や、使用済燃料プール代替冷却設備、モニタリングポスト等のプラント設備などの異常は確認されていない。

 

 遮水壁については、陸側の一部の冷却設備が停止しているが、それ以外は運転は継続しており凍結機能に影響はない、と説明している。

 

 停止したセシウム吸着装置は、午前5時20分に停止後の現場状態に異常がないことを確認した。また 西門に設置している中性子線モニタは、電源設備の停止により監視ができず、午前5時25分に代替設備での測定に切り替え、指示値に異常がないことを確認したとしている。

 

 復旧を急ぐとともに、詳しい原因を調べている。

http://www.tepco.co.jp/press/mail/2016/1301201_8708.html