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東京大学 東海村での原子力専攻大学院の核燃物質解析装置、規制委の承認受けずに無断撤去。産業廃棄物として処理(茨城新聞)

2016-07-21 15:09:33

toudaiキャプチャ

 

 原子力規制委員会は20日の定例会合で、東京大が原子炉等規制法に基づく国の承認を受けずに、東海村白方の同大大学院工学系研究科原子力専攻の施設内にあるX線を利用する実験装置を撤去したことを明らかにした。

 

 規制委は同大に対し、再発防止策などの報告を求める。規制委によると、同装置撤去による安全上の問題がなかったとしている。



 規制委によると、撤去されていたのは、核燃料物質のウランやトリウムの構造解析を行う「X線回折装置」。同施設の気送管室内に1989年に設置され、2011年12月に産業廃棄物として処分されていた。

 


 同大は規制委に対し、実際には同装置で核燃料物質は扱っていなかったとし、撤去の際にも放射性物質の汚染がないことを確認したと説明した。



 これを受け、規制委は東海・大洗原子力規制事務所の保安検査官を派遣、安全確保上の問題となる状況は生じていないと確認した。



 この日の会合で規制委は同大に対し、再発防止策や装置撤去に至った経緯など5点について、8月10日までに報告するよう求めることを決めた。

 

http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14690222809343