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参院選「原発ゼロで野党一本化を」 小泉純一郎元首相、東京新聞のインタビューで強調(各紙)

2019-02-08 14:57:28

koizumiキャプチャ

 

 各紙の報道によると、小泉純一郎元首相(77)は東京新聞のインタビューに応じて。安倍政権の原発政策を批判した上で、夏の参院選に絡んで「野党は原発ゼロを旗印にして、(改選一人区で)候補者を一本化すべきだ。そうすれば大きい影響を与え、面白い選挙になる。ばらばらにやっても自民党に勝てない」と強調した。小泉氏は自民党の元国会議員で、自民党に脱原発を促しているが、原発政策の転換に踏み切らないため、野党側に結集を促している。

 

 東京新聞が8日付で報じた。小泉元首相は、安倍政権が成長戦略と位置づける原発輸出に関しては「国内で再稼働できないから輸出に活路を見いだそうとしている。でも、トルコもベトナムもイギリスもだめ。原発政策は八方ふさがりだ」と喝破した。

 

 経済産業省が原発の再稼働を促進している点については「経済産業省は原発について、安全だ、コストが安い、二酸化炭素を出さないクリーンエネルギーだというが、この理屈は全部崩れている。しかも、危険な核のごみを出す。千年、万年、危険は続く。その処分場は一つもない」と、同省の政策の矛盾を指摘した。

 

 さらに現在の自民党に対しても、「安倍晋三首相が原発ゼロを決めたら自民党は反対しない。国民的な事業として自然エネルギー拡大に向かっていける。(安部首相と自民党は)そういうチャンスを逃している」と話した。

 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201902/CK2019020802000129.html