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持続可能な保険原則(PSI)をアジアで議論する東京会議が日程変更。11月開催へ(FGW)

2011-04-16 17:56:48

国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)が推進している保険ビジネスにおける持続可能性推進の活動であるPSI(The Pronciples for Sustainable Insurance Initiative)の東京で開くアジア地域会議の日程が、当初の9月開催から11月開催に変更される。

 変更は他の国際会議と同様に、東日本大震災・東電福島原発事故の影響を考慮してのことと思われる。すでに既報のように http://financegreenwatch.org/jp/?p=472 同活動は、年金基金などの機関投資家資金をESGに誘導する責任投資原則(PRI)の保険版とされる。世界各国・地域の保険会社が実践できるESGのベスト・プラクティスを策定することを目指すとともに、各国保険会社に対して、事業活動においてESGを体系的に組み込むことを促進する。

 PSI活動の普及のため、世界を7つの地区に分けて、各地域の保険会社主導による議論を積み重ねる方式をとっており、最終的には2012年5月にブラジル・リオデジャネイロで開く「リオ+20(持続可能な開発会議)」において、原則を締結する予定。すでに、3月にアフリカ地区の会議は南アフリカ・ヨハネスブルグで開催しており、5月にはラテンアメリカ・カリブ海地区(ブラジル)、6月に北米(カナダ)、7月中東(場所未定)、8月オセアニア(ニュージーランド)、10月欧州(ドイツ)の日程が決まっている。

 アジアは当初、9月に東京で開催する予定だった。