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東京海上日動火災が国連の責任投資原則(PRI)に資産保有者として署名。日本の損保で2社目(FGW)

2012-08-01 18:14:41

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東京海上日動火災は1日、国連責任投資原則(PRI)に、資産保有者としての署名を行った。同原則は、資金運用や投資判断に際して、環境・社会・ガバナンス(ESG)の評価を組み込むことなどを宣言するもの。日本の金融機関で資産保有者としての署名をしていたのは、企業年金基金などを含めて6機関目。

同社では署名の理由について、「PRIの原則に沿って、保険会社としての社会的責任を果たしていけるよう、様々な取り組みを進めていく」と決意を示している。すでにこれまでも2011年度時点で、グループ企業全体でのカーボン・ニュートラルを実現しているほか、国連環境計画(UNEP)金融イニシアティブ(FI)による持続的な保険行動原則(PSI)の立ち上げを主導するなどの取り組みを展開している。

今回の東京海上日動のPRI署名により、資産保有者署名は、企業年金基金3機関、生保1社(太陽生命保険)、損保2社(損保ジャパン、東京海上日動)の6社となった。ただ、資金量の多い銀行、証券会社はまだ1社も署名していない。PRIの署名には、資産保有者以外に、顧客から資金運用を委託する資産運用者(Investment manager)としての署名があり、こちらには12社が署名、またアナリストや調査企業などのProfessional service partnersに5社と、日本勢全体では合計23機関・社が署名している。世界では合計1091機関・社(8月1日現在)が署名している。

東京海上日動のHP: http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/news/120801.html

PRIのサイト:http://www.unpri.org/