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富国生命、アフリカ開発銀行発行の社会貢献型インフラボンド25億円分を購入 安定的な利回り確保と社会貢献の両方のメリット(各紙)

2015-07-27 11:44:47

AfDBキャプチャ

各紙の報道によると、富国生命保険は、アフリカ開発銀行(AfDB)が発行する社会貢献型の債券を約25億円分購入する。

 

   富国生命が購入するのは、アフリカの交通インフラや上下水道の整備に充てる「インフラストラクチャー・ボンド」。米ドル建てで、満期は10年。富国が単独で引き受ける。2.5%程度の利回りが見込めるという。JPモルガン証券が組成した。

 

 AfDBはアフリカ最大の開発金融機関。設立は1964年、出資国はアフリカ大陸の全53ヶ国とアフリカ以外の日本など25ヶ国で、合計78ヶ国。発行債券はムーディーズなどから最高格付けのトリプルAを取得している。今回のインフラ債も同様。

 

 富国生命は、国内金利の低下で長期債の利回りが低迷する環境下で、今回の債券は、一定の利回りが確保できるうえ、アフリカの貧困撲滅に資するインフラ整備に資金使途を定めていることで、社会貢献も果たせると判断している。

 

 生保業界では、日本生命や第一生命保険などが、地球温暖化対策などの長期投資に資金を供給するグリーンボンドやインフラボンドなどをまとまって購入する動きが広がっている。

 

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