今年上半期（1～6月）に世界中で自然災害によって生じた経済的損失額は、過去10年平均から大幅に低下したことがわかった。

 

　公表されたのは、再保険ブローカー大手、エーオン・ベンフィールドのGlobal Catastrophe Recap: First Half of 2015 reportというレポート。それによると、上半期の世界全体の自然災害による経済的損失は460億㌦で過去10年平均に比べて58%減にとどまった。同期間中の保険損失も150億㌦で、10年平均より47%下がった。

 

　今年の上半期は、米国やオーストラリアなどでの干ばつ、米国での春の嵐、アジアでのサイク……

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