一般社団法人環境金融研究機構 | Research Institute for Environmental Finance: RIEF

第一生命保険は、国連の責任投資原則（PRI）に資産保有者として署名した。日本の生命保険会社でPRIに署名したのは、太陽生命保険に次いで2社目。

　同社の署名によって、日本のPRIへの署名資産保有機関数は9社となり、署名機関全体は38機関となる。同社は、PRIの署名に基づいた運用対象をどうするか、あるいは原則に基づく具体的な活動等については、今後、詰めていくとしている。

第一生命はこれまで独自の「第一生命企業行動規則」（DSR憲章）に基づいて、ESGの視点を取り込んだ投融資を行ってきた。、また、スチュワードシップコードを踏まえた投資先企業との対話なども実施している。今回のPRI署名で、さらに資産運用プロセスの改善につなげたいとしている。

　同社のDSR憲章は、持続可能な社会作りに貢献するため、｢お客さま満足」「コミュニケーション」「コンプライアンス」など9項目の行動原則を定めている。ただ、資産運用についての具体的な項目はない。

http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2015_062.pdf