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「砂漠の国」UAEに暴風雨 街中が水浸し、市内は交通マヒ、空の便も欠航相次ぐ。気候変動の影響か(各紙)

2016-03-10 17:45:11

UAE2キャプチャ

 

 各紙の報道によると、 「砂漠の国」として知られる中東のアラブ首長国連邦(UAE)で9日、台風並みの暴風雨が吹き荒れ、首都アブダビでは各地で洪水状態となった。倒れた樹木が道路を塞いだり、道路が冠水して交通マヒが起きるなどの被害が出ている。

 

 雨は5日以来、降り続いているという。アブダビ国際空港ではすべての航空便の離発着ができなくなった。近くのアル・バティーン・エグゼクティブ空港でも、台風並みの風速33mが観測されたという。

 

UAEキャプチャ

 

 気象当局は今回の雨での降水量は最大で295mmに達しているという。また、一部では強風と雷が起き、ヒョウが降り注いだ地域もある。アブダビ市内の学校も休校となった。UAEと隣国のオマーンでは10日まで悪天候が続き、11日には回復すると予想されている。

 

 UAEは砂漠気候の国で、年間降水量は平均90mm。だが2月と3月は比較的、雨が多い季節で、年間降水量の75%はこの時期に降るという。

 

http://www.cnn.co.jp/world/35079273.html