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持続的な保険原則(PSI)のアジア地域会議終了 5年計画で1000件の署名を目指す(FGW)

2011-11-11 20:13:23

11,12の両日、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEPFI)がグローバルに展開している「持続可能な保険原則(PSI)」のアジア地域会議が東京で開かれた。会議の場でUNEPFI側は来年6月の「リオ+20(持続可能な開発会議」で、最終的に原則を採択した後、5年計画で、世界中の保険会社・関連会社から1000件の署名獲得を目指すことを明らかにした。

PSIは地球温暖化問題をはじめとする環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の諸課題を、保険機能の発揮で適正に経済社会に内部化することを目指した試みである。「保険ビジネスの展開において、ESG課題を体系的に考慮する」など、4項目の原則に署名することで、世界中の保険事業者にESG課題への対応を促していく狙いだ。

今回の東京でのアジア会議は、今年3月のアフリカ会議を皮切りに始まった7つの地域会議の最後となるもの。これまでの会議での議論の成果を集めて、来月7~9日にスイスのチューリッヒで取りまとめ会議を開催、来年の採択に向けた最終調整に入る予定。

UNEPFIのサイト: http://www.unepfi.org/work_streams/insurance/index.html

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