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損保ジャパン日本興亜 ミャンマーでの天候デリバティブ保険実用化に向けて、現地のコメ業界団体MRFと業務提携(RIEF)

2016-08-02 15:54:46

sompoキャプチャ

 

 損 害 保 険 ジ ャ パ ン 日 本 興 亜は、ミャンマーで進めている天候デリバティブ保険事業を推進するため、同国のコメ業界団体である Myanmar Rice Federation(以下「MRF」)と業務提携の覚書を結んだ。

  天候インデックス保険は、気温、風量、降水量、日照時間等の天候指標が、事前に定めた一定の条件を満たした場合に定額の保険金額を支払う保険商品。地球温暖化に伴う気候変動の激化で、アジアなどの途上国での農業被害を防ぐため、これまで同社ではタイなどの各地で普及を進めている。

 

 ミャンマーでは2014年12月に同国専用の天候インデックス保険の 試 作 モ デ ル を 開 発 、現在、その実用化に向けた準備を進めている。今回のMRFとの提携は、農家の稲作の植え付け、生育、収穫等の基本情報を集めるため。すでに 同地域の気象データについては、グループの損保ジャパン日本興亜リスクマネジメントと共同で、地球観測衛星データを活用して収集・分析している。http://rief-jp.org/ct2/59546

 

 MRFは2012年の設立で、ミャンマーの精米業者、コメ卸売り業者、コメ生産者協会、農民協会などから構成される業界団体。 業務提携の主な内容は、MRFが、損保ジャパン日本興亜が提供する天候インデックス保険の開発に資するための情報収集や、情報の確認などで、現地の関係当局や、業界団体、農家等との調整を行うことなどを含んでいる。

 
また損保ジャパン日本興亜は、現地でMRFと連携して農家の保険知識の普及のためのセミナー等の開催も行なう予定だ。

 

http://www.sompo-hd.com/~/media/hd/files/news/2016/20160728_1.pdf