HOME2. 保険 |第一生命と、かんぽ保険 共同で太陽光発電事業に100億円投資(RIEF) |

第一生命と、かんぽ保険 共同で太陽光発電事業に100億円投資(RIEF)

2017-02-22 17:16:06

solarキャプチャ

 

 第一生命保険とかんぽ生命保険は国内の大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業2件を選定、総額100億円を投資した、と発表した。昨年3月に両社が結んだ業務提携し基づく初の共同投資案件となった。

 

 両社が投資したのは、東北地方と関東地方の2件のメガソーラー事業。それぞれへのプロジェクトファイナンスでの資金調達の過半を、2社が引き受けた。案件は別々の事業者が運営する。これまで第一生命は再生可能エネルギー事業等への投融資をある程度、積み上げており、そのノウハウを両社で共有する形で、投資を決めた。

 

 投資額は、かんぽ生命が60億円、第一生命が40億円の割合。2案件の投資平均利回りは年1.4%程度で、投資期間は20年弱。いずれも固定価格買取制度(FIT)の対象で、大手電力会社に対して固定価格で売電することで、20年弱にわたって安定的な収益を見込めると判断した。

 

 かんぽ生命はこれまで、顧客から預かった保険料を主に国債で運用してきたが、国債利回りの低下を受けて運用収益の縮小に直面している。一方の第一生命も、長期の保険契約をベースとすることから、超低金利下での長期の投資先確保を求められている。今後も両社は風力など再生エネルギー分野で「運用審査体制を高度化し、さらなる投資拡大を図っていく」としている。

 

http://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2016_085.pdf