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明治安田生命 2017年度からの3ヵ年中期計画で、サステナビリティ分野への投融資額を5000億円と設定。グリーンボンドなどに照準(RIEF)

2017-03-27 19:44:46

meijiyasudaキャプチャ

 

 明治安田生命は、2017年度からの3ヵ年中期経営計画において、グリーンボンドなど「サステナビリティ分野」への投融資額を約5000億円とする目標を掲げた。

 

 同社はこれまでもチリ国立銀行の社会貢献債券に1億㌦投資したり、アジア開発銀行のウォーターボンドに投資するなど、ESG分野への投融資に力を入れてきた。従来の中期計画でも成長分野に4000億円の投資枠を設定していた。今回はそうした投融資枠を5000億円に拡大することになる。

 

 2017年度からの中期経営計画では成長戦略として、国内生保事業分野の資産運用改革をあげている。超低金利下での超過収益の獲得とサープラスの最大化を目指すとし、その一つとなる資産運用の高度化の重点方針の柱の一つに、「サステナビリティ投融資の推進」を掲げた。

 

 サステナビリティをキーワードとした投融資の推進と、投資企業へのエンゲージメントを重視したスチュワードシップ活動の高度化を目指す。今回、サステナビリティ投融資の対象領域として、環境、エネルギー、社会・地域、経済の4領域を示している。

 

 大手生保各社は、低金利下で安定的な長期運用手段としてのESG投融資を重視している。日本生命も2017年からの新中期経営計画で、ESG債への投融資額を2000億円とし、累積投資額を3500億円に引き揚げる計画を公表している。http://rief-jp.org/ct2/68615

 

http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2016/pdf/20170315_02.pdf