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かんぽ生命、国連支援の責任投資原則(PRI)に署名。日本の資産保有機関の署名数16、全体で59機関に(RIEF)

2017-11-15 00:56:15

PRI1キャプチャ

 

 日本郵政グループの「かんぽ生命保険」はこのほど、国連責任投資原則(PRI)に資産保有機関として署名した。 日本の資産保有機関としての署名は16機関目。今年に入ってからは3機関目となる。同社は、PRI への署名を通じて、ESG を考慮した投融資をさらに発展させ、持続可能な社会の形成に寄与していく、としている。

 

 かんぽ生命は、これまでも、日本版スチュワードシップ・コードの受け入れ、再生エネルギー関連への 投融資、国際機関の発行する「ソーシャル・ボンド」への投資などの取り組みを進めてきた、と説明。今回のPRI署名はその延長線上に位置付けている。

 

 PRIの6つの原則に沿って、まず、投融資に際して社会・環境課題の解決に資する 投資機会を分析するとともに、株式自家運用における ESG 情報 の活用など、資産の特性に応じて ESG 課題を投資 プロセスに組み込むよう努める、としている。

 

 kanpo2キャプチャ

 

 また日本版スチュワードシップ・コードに基づき、投資先との間で、建設的な対話や適切な議決権行使を通じて、投資 先の持続的な企業価値の向上を目指すほか、議決権行使とエンゲージメントの実践を掲げている。

 

 投資先企業との対話に際しては、必要に応じて ESG 課題を含む非財務情報の開示を求める、としている。同時に、同社自体のCO2排出量や、人権等のESG課題の適切な情報開示も求められる。

 

 同社の署名によって、日本のPRI署名機関数は、資産保有機関、資産運用機関、サービスプロバイダーを合計して59機関となった。

http://www.jp-life.japanpost.jp/news/archives/pdf/20171027osirase.pdf