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日本生命、SDGs株ファンドに初めて50億円投資。株価上昇が期待されるSDGs貢献企業にグローバルに投資。日生ネットワークで銘柄選別(RIEF)

2018-06-06 22:21:16

SDGsキャプチャ

 

 日本生命は、傘下のニッセイアセットマネジメント(NAM)が運用する「グローバルSDGs株式運用ファンド」に50億円を投資した。日生がSDGs株ファンドに投資するのは初めて。日生では今回のSDGs株ファンド投資を、中期経営計画で掲げる2兆円の成長・新領域投融資の一環と位置付けている。

 

 ファンドはSDGsに関連した事業を展開するグローバルな企業株のうち、株価上昇が期待される銘柄をNAMが選定するもの。銘柄選定に際しては、日生の海外拠点ネットワークと連携する。北米はNippon Life Global Investors Americas社が、欧州はNippon Life Shroders Assset Management Europe社が、アジアはNippon Life Global Investors Singapore社が、そして日本はNAMがそれぞれ企業のSDGs対応力と株価上昇力を選別する。

 

 日生は中期経営計画(2017~2020年)の中で、2兆円の成長・新領域への投融資を掲げている。同計画では当初目標額を1兆5000億円としていたが、グリーンボンド投資などESG投資が1年で急成長したことから、総額を2兆円に引き上げている。SDGs株ファンドはこの中に含まれる。

 

 日生は、今回のファンド投資を通じて、新たな投資機会を捉えるとともに、日生グループとしてSDGsの目標達成に貢献していく、としている。SDGsは2015年の国連総会で採択された国際目標で、貧困撲滅、温暖化対策など17の目標と、その目標を達成するための169のターゲットを定めている。

 

http://www.nissay.co.jp/news/2018/pdf/20180601.pdf