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太陽生命保険、全事業所での社内完全禁煙を実現。「人生100歳時代」に向けて、生保従業員が健康優先を率先(RIEF)

2018-07-31 21:25:39

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 T&D保険グループの太陽生命保険はこのほど、全事業所での従業員の社内完全禁煙を達成した、と発表した。 生命保険会社として、超高齢社会の到来、「人生 100 歳時代」に向けて、“元気に長生きする”という社会的課題に対応するため、2017年10月から全社禁煙運動を開始、このほど目標を達成した。生保として契約者に健康維持を促すうえで、従業員の健康確保を実践した形だ。

 

 同社は2016年6月から、従業員、顧客、社会の すべてを元気にする取組みとして「太陽の元気プロジェクト」を推進している。今回の従業員の社内全面禁煙もその一環。 タバコに含まれる有害物質は、がん・脳卒中・心筋梗塞などにかかるリスクを高めるほか、非喫煙者への受動喫煙の健康被害も大きい。

 

 こうしたことから同社は、全事業所(全国 143 支社・10 営業所、本社)で社内の既存の喫煙所を全廃し、当初喫煙していた従業員3035人全員が期限までに社内完全禁煙を達成したという。

 

 全面禁煙実現のためには、行動計画を策定、各職場での「禁煙宣言」のほか、個人別の「社内禁煙達成時期」や「喫煙所の廃止時期」等を明示するなど、職場での禁煙スケジュールと個人の自覚を促す個人別目標設定を設け、本人と職場全体で「禁煙化」に向けて歩調を合わせた。

 

 また禁煙を実現できた社員を表彰するなどの制度も導入、アメとムチ、周囲の目と本人の自覚、という体制を整備した。

 

帝国データバンク調査から
帝国データバンク調査から

 

 民間の帝国データバンクが2万3000社強を対象とした調査(2017年10月公表)では、日本企業の22.1%が社内全面禁煙を実施しているという。産業別にみると、金融機関は38.2%で、不動産業の44.1%に次いで多い。ただ、農林・水産業は11.3%でしかなく、業種別の偏りが大きい。

 

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  太陽生命保険の『全社禁煙運動』の主な取組み

■各所属における社内完全禁煙を達成するための行動計画の策定 ~「禁煙宣言」「個人別社内禁煙達成時期」「喫煙所の廃止時期」等

■定期的な社内禁煙進捗状況報告

■社内禁煙を達成した従業員に対する表彰

■禁煙者の成功体験や職場独自の取組事例等を掲載した「太陽の元気通信」の定期発行

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=96701&code=JP8795