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大阪ガス、洋上風力発電事業展開のため、豪マッコーリーグループのアカシア・リニューアブルズと協力協定。具体的なプロジェクトも検討中と明かす(RIEF)

2020-03-10 11:05:03

windpowerキャプチャ

 

 大阪ガスは洋上風力発電事業を共同展開するため、豪マッコーリーグループのアカシア・リニューアブルズ(東京)と協力協定を結んだ。両社はすでに日本国内で具体的な洋上風力発電プロジェクトの検討を開始しているという。協力協定により風力発電事業の展開を加速する。

 

 大阪ガスは、2030年度までに国内外で100万kW規模の再生可能エネルギー電源を開発・取得する目標を立てている。この目標を前倒し達成し、それを上回る電源の開発を目指している。同社が開発・運営する再エネ電源は、現在60万kW以上に上る。このうち風力発電については、国内で現在8件(約14万kW)の陸上風力発電を運営している。

 

 2019年4月には「海洋再エネ整備法(海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律)」が施行され、洋上風力発電の開発に道が拓かれたことから、今後、同分野への展開を目指している。そこで、マッコーリーグループの日本での再エネ事業開発プラットフォームのアカシアと連携することで、事業展開を加速する考え。

 

 アカシアは現在、マッコーリーキャピタルが2017年に傘下に収めた。現在、日本国内およびアジアで陸上、洋上風力発電事業を開発中。マッコーリーは、台湾初の商用洋上風力発電所のFormosa 1(12.8万kW)のほか、Formosa 2と3の開発も手掛け、台湾だけで最大2.5GWのエネルギーを供給するプロジェクトを担うなど、これまで海外で16件の洋上風力発電事業に参加している経験を持つ。

 

 大ガスでは、これまでの自社の国内での風力発電の実績を踏まえ、マッコーリーの内外での洋上風力の経験を活用することで、洋上風力発電事業の普及促進に貢献したい、としている。

 

https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2020/1285366_43661.html

https://www.acacia-renewables.com/