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イオンプロダクトファイナンス、個人・法人向けソーラーローンやリフォームローンを証券化、「グリーン信託受益権」として投資家に販売。約123億円分(RIEF)

2020-04-06 14:52:03

いおん2キャプチャ

 

  イオングループのファイナンス会社であるイオンプロダクトファイナンスは、同社が手掛けた個人向けや法人向けの住宅リフォームローン、ソーラーローン等を信託にした「グリーン信託受益権」122億9000万円を証券化、投資家向けに販売した。対象資産には、優先受益権のほか、メザニン、劣後の各受益権が含まれている。

 

 同社が個人や企業に提供するソーラーローンは太陽光発電システム、蓄電池、オール電化設備等の設置を目的としている。リフォームローンとECO設備ローンは、イオンプロダク が加盟店を通じ、個人や法人顧客向けに実行する 立替払債権で、加盟店が取り扱うリフォーム工事代金を顧客が分割払いとする場合、同社が加盟店に一括立替払いする。

 

 同社のソーラーローンの太陽光発電システムは、金額規模の最頻値は 200万円~300万円。太陽光パネルの平均定格出力は 5.68kW。蓄電池の平均的な定格容量は9.8kW。

 

証券化の仕組み
証券化の仕組み

 

 証券化の対象債権は三菱UFJ信託銀行に信託し、A号優先受益権、B号優先受益権、メザニンI-1受益権、メザニンI-2受益権、メザニンⅡ受益権、劣後受益権として、総額177億4000万円を組成。このうち投資家向けにはB号優先受益権等を除外した122億9000万円分を対象とする。

 

 信託期間は2041年3月29日までの21年間。グリーン信託受益権については、日本格付研究所(JCR)がグリーンボンド原則(GBP)への適合評価を付与した。

 

  証券化期間中は、顧客から返済されるローンの元利金を原資とし、信託契約によってあらかじめ決めら れた方法によって、各信託受益権への配当の支払いと元本の償還に充当される。

 

https://www.aeonproduct-finance.jp/

https://www.aeonproduct-finance.jp/personal/housing/solar_loan.htm

https://www.jcr.co.jp/download/9efcbe557b083837cfd632c76873c86855f66b099dffea3a7f/19d1279_1.pdf