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年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の前最高投資責任者(CIO)の水野弘道氏、米電気自動車メーカー・テスラの社外取締役に就任(RIEF)

2020-04-24 15:59:43

mizunoキャプチャ

 

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の最高投資責任者(CIO)を3月末で退任した水野弘道氏が、米電気自動車メーカーのテスラの社外取締役に就任したことがわかった。テスラが23日付で発表した。水野氏はGPIFでESG投資の推進に力を入れた。

 

  テスラによると、水野氏は23日付で、取締役とともに、監査委員会に所属した。水野氏は、住友信託銀行(現三井住友信託銀行)、英コラーキャピタルを経て、2015年にGPIF入りし、CIOを務めていた。GPIFを任期満了で退任後、グローバルな非営利イニシアティブである「B Team」に参加したが、ビジネス活動の去就が注目されていた。

 

 水野氏は、GPIFで、昨年12月に外国株レンディング(貸株)を停止を発表した。株式の借り手が、議決権を度行使するかわからないことを理由としたが、カラ売りの標的になっていたテスラのCEO、イーオン・マスクはGPIFの方針を高く評価していたとされる。報道ではこうした経緯から、水野氏はマスク氏に手腕を見込まれたとの見方を示している。

 

 水野氏は、国連支持の責任投資原則(PRI)理事等も務めている。テスラは「水野氏を、世界をサステナブルエネルギー社会への移行を促進するというわれわれのミッションに参加してくれることを大変喜んでいる」とコメントしている。

https://www.tesla.com/blog/tesla-welcomes-hiromichi-mizuno-new-independent-director-its-board