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ソニーも、新型コロナウイルス感染対策に協力、人工呼吸器の製造と、医療機関用フェースシールドの寄付。人工呼吸器は9月生産で、ウイルス感染の長期化に対応(RIEF)

2020-05-09 20:45:01

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 ソニーグループは、新型コロナウイルス感染対策として、グループ企業による人工呼吸器生産に乗り出す。7月から量産を開始し、9月中に500台を生産する計画。また医療従事者向けのフェースシールドも製造、ウェブサイトで今月中旬以降、医療機関向けに週約5000セット、合計4万セットを寄付する。

 

 ソニーによると、重症者用に必要な人工呼吸器については、専門機関のアコマ医科工業株式会社と提携し、同社が開発・設計した人工呼吸器を、ソニーのソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ社で委託生産の形で製造する。

 

 生産は9月に入ってから500台ということで、コロナウイルス感染の長期化を想定して、準備をする形だ。同社の人工呼吸器生産支援の実施は、政府の呼びかけに対応したものとしている。今回のアコマ医科工業の製品にほか、今後も状況に応じて、他の人工呼吸器メーカーからの生産受託の可能性も検討していく、としている。

 

 コロナ対策での臨時にマスクや消毒液の製造を手掛ける企業は国内でも増えているが、人工呼吸器の生産支援は、トヨタ自動車が米国市場で実施するとの報道以外、まだない。海外では、家電メーカーのダイソンが独自の技術とデザインで人工呼吸器を開発、政府に寄贈している。http://rief-jp.org/ct12/100733?ctid=74

http://rief-jp.org/ct4/100958?ctid=74

 

Sony4キャプチャ

 医療用フェイスシールドの製造については、すでに開始している。ホームページのサイトで、医療機関等向けに応募受付を募るとともに、製品の配送において、エムスリー社と連携するとしている。8日からエムスリー社が運営する医療従事者向けのウェブサイトで日本全国の医療機関等からの応募の受付を開始した。

 

 提供数は、5月中旬以降、週に約5000セット(フレーム約5000本、シールド約5万枚)で、8週継続し、合計約4万セットを寄贈する計画という。

https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202005/20-034/