国際エネルギー機関（IEA）は、新型コロナウイルス感染拡大からのグローバル経済の持続可能な再建を進めるための2021年以降の3年間で3兆㌦（約320兆円）のグリーン投資を推進する「サステナブル・リカバリー（Sustainable Recovery）計画」を各国政府に向けて提案した。国際通貨基金（IMF）との共同分析では、同計画によって、世界経済の成長率は年1.1%上積みされるほか、毎年900万人の雇用創出、温室効果ガスは45億㌧削減されるとしている。

 

　 IEAは7月9日に「IEAクリーンエネルギー・トランジションサミット」を開催する。世界のエネルギー使用の80%を占める国々のエネルギー相や企業のCEO、投資機関等が一同に会して「コロナ後」のエネルギー対策を議論するが、今回の「サステ……

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