世界最大の鉄鋼会社、アルセロール・ミタル( ArcelorMittal )は、欧州での鉄鋼製造工程で発生するScope1のCO2を2030年までに30%削減(2018年比)、2050年にはネットゼロのカーボンニュートラルとする目標を設定した。鉄鋼製造に要するエネルギーをすべてクリーンエネルギーとし、燃焼で発生するCO2を吸収する「スマート・カーボン」技術と、グリーン水素を活用した還元鉄(DRI)高度化技術の2ルートを併用する。EUが進めるグリーンディール政策(EGD)への適用とともに、パリ協定の目標達成の実現のメドがついたとしている。
アルセロール・ミタル欧州は、CO2排出量の多い鉄鋼事業をカーボンニュートラルに転じるためには、鉄鉱石から鉄鋼を生産するプロセスを現行の化石燃料依存か……
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