HOME10.電力・エネルギー |BP、シェル、相次ぎ2兆円前後の化石燃料資産を償却。新型コロナ感染拡大によるエネルギー需要減と、気候変動リスク増の両要因で「座礁資産リスク」高まる(RIEF) |
BP001キャプチャ

  新型コロナウイルス感染拡大と気候変動加速の影響を踏まえて、英石油メジャーのロイヤルダッチシェルとBPが相次いで、第二四半期決算で、大規模な石油・ガス等の化石燃料資産の償却を計上した。BPは175億㌦(約1兆8700億円)、シェルは220億㌦(約2兆3500億円)に達する。石油・ガス価格の低迷を直接の理由としているが、気候変動に伴う構造的な変動も考慮したと説明している。気候変動の影響で保有する化石燃料資産価値が急低下する「座礁資産(Stranded Assets)」のリスク対応との見方が広がっている。

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