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戸田建設、新本社ビルのグリーンビルディング建設資金調達で、同社として3回目のグリーンボンド発行。発行額は100億円。9月中の発行を目指す(RIEF)

2020-08-07 16:42:22

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 戸田建設は、現在、建設中の同社の新本社ビルの建設資金の一部を調達するため、グリーンボンド100億円を発行する。9月中の発行を目指すとしている。同社がグリーンボンドを発行するのは、今回で3回目。建設中の本社ビルはグリーンビル認証のLEED Gold、ZEB Ready等を取得目標としている。

 

 (写真は、戸田建設の新本社ビルの完成予想)

 

 同社の本社ビルは、地上28階、地下3階。東京・京橋の旧本社跡地に建て替え建設中。2024年完成の予定という。同社は環境省のエコ・ファースト企業認定に基づいて、2030年、2050年に達成すべき環境目標「エコ・ファーストの約束」として、施工・設計・保有の各段階でのCO2排出削減や建設廃棄物の削減を宣言している。

 

 発行するグリーンボンドでの調達資金は全額、グリーンビルディングの本社建設資金の一部に充当する。ボンドの償還期間は10年。引き受け主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SMBC日興証券。セカンド・オピニオンはSustainalytics社からグリーンボンド原則(GBP)等への適合評価を付与された。

 

 同社は、2017年12月に長崎・五島沖で計画する浮体式洋上風力発電事業の事業資金調達のためグリーンボンド100億円を発行したほか、18年12月にも同風力発電事業関連の資金調達の一環として、個人向けのグリーンボンド50億円を発行している。

 

 17年のボンド発行は、事業者による本業プロジェクトを対象とした国内初のグリーンボンド発行ということで、一般社団法人環境金融研究機構(RIEF)のサステナブルファイナンス大賞に選ばれている。http://rief-jp.org/ct1/75828

 

https://www.toda.co.jp/news/2020/20200806_002782.html

https://www.toda.co.jp/csr/environment/greenbond.html#anc-3