アサヒグループホールディングス、10月にグリーンボンド100億円発行へ。バイオマスプラや再エネ電力購入等に充当(RIEF)
2020-08-25 16:32:26
アサヒグループホールディングスは、10月にもグリーンボンドを100億円発行する。調達資金は、リサイクルPETや生物由来原料から作られたバイオマスプラスチックの調達、再生可能エネルギー電力の購入費用等に充当する。アサヒグループは、2050年までのCO2排出量ゼロの実現や、ビール等の製品に使用する農作物原料、水等の原材料についても、持続可能な資源利用100%を目指している。
国内での食品メーカーによるグリーンボンド発行は同社が初めてになる。発行するグリーンボンドは期間5年。利率など詳細は今後詰める。資金使途は、リサイクルPETや再エネ等のほか、同社の社有森「アサヒの森」の維持等にも充当する。
主幹事は野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券の各社。グリーボンド・ストラクチャリング・エージェントは野村證券が務める。グリーンボンドの適格性については、格付投資情報センター(R&I)が国際基準のグリーンボンド原則(GBP)への適合を付与している。
2019年に定めた「アサヒグループ環境ビジョン2050」では、事業活動による環境負荷ゼロを目指すとして、CO2排出量ゼロと、持続可能な資源利用100%を掲げている。またグループの独自技術を活かして、社会に多くの環境価値を創出するとして、微生物・発酵技術の活用、プロセスイノベーション等での環境価値プラス創出を目指している。
https://www.asahigroup-holdings.com/news/2020/0825_2.html