英イングランド銀行の前総裁で、国連気候・金融担当大使のマーク・カーニー氏は、自主的カーボンクレジット市場を拡大するため、民間主導の「Taskforce on Scaling Voluntary Carbon Markets（TSVCM）」を立ち上げた。パリ協定の目標達成に向けた各国、各企業の取り組みを支援するためにカーボン・クレジットの活用が必要との判断。企業の排出量をオフセットするクレジット市場は各地にあるが、クレジットの信頼性、ダブルカウント防止等の課題がある。TSVCMはそうした課題克服を民間ベースで目指す。

 

　カーニー氏は、イングランド銀行総裁を退任後、国連の気候変動・金融担当大使、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議（COP26）のためのジョンソン英首相の気候アドバイザ……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン