HOME4.市場・運用 |住友倉庫、10月に、昨年に続いて二回目のグリーンボンド発行。2種類合計100億円。防災・環境性能を高めた物流施設3件の建設費に充当(RIEF) |

住友倉庫、10月に、昨年に続いて二回目のグリーンボンド発行。2種類合計100億円。防災・環境性能を高めた物流施設3件の建設費に充当(RIEF)

2020-09-23 16:41:35

sumitomosoko001キャプチャ

 

 住友倉庫は10月に、同社として2度目になるグリーンボンドを発行する。発行額は5年債、10年債を合わせて100億円の予定。資金使途はグリーン適格資産として保有する3件の物流施設の建設資金に充当する。

 

 (写真は、愛知県犬山市に建設した物流施設の「犬山アーカイブス」)

 

 資金使途先となる物流施設は、犬山アー カイブズ(愛知県犬山市)、羽生アーカイブズ第 2 センター第三期倉庫(埼玉県羽生市)、(仮称)ポートアイランド L-6 新倉庫)(神戸市)の3カ所。

 

 いずれも免震構造のほか、72時間対応の自家発電設備、窒素ガス自動消火設備等の防災対策に加え、グリーンビルディング評価で、CASBEEのAランクを取得済みあるいは取得予定になっている。

 

 昨年9月に初めて発行した50億円のグリーンボンドの資金使途は、同社保有の倉庫、貸ビル等約40施設の空調機器の更新のほか、シンガポール住友倉庫会社(Sumitomo Warehouse (Singapore) Pte Ltd)が保有する倉庫の屋上に太陽光発電設備設置費用等に充当した。http://rief-jp.org/ct4/93975

 

 今回の主幹事は、大和証券、SMBC日興証券の2社。グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェントは大和が務める。ボンドのグリーン性の評価については日本格付研究所(JCR)が、グリーンボンド原則(GBP)への適合性を付与している。

 

https://www.sumitomo-soko.co.jp/images/topics/1600324440/1600324440_12.pdf