スウェーデンの中央銀行Riksbankは、新型コロナウイルス感染拡大で低迷する景気下支えのため、来年1月から量的緩和策(QE)を拡大するとともに、購入対象の社債についてはサステナビリティ基準への適合状況を評価する方針を明らかにした。対象とする基準は国連のグローバルコンパクト等を想定している。またQEの購入対象にグリーンボンドも含める。QEにサステナビリエィの視点を含める「サステナビリティQE」は同中銀が初めてと思われる。
スウェーデンはコロナ対策では、英仏等のように都市封鎖(ロックダウン)措置をとらず、市民の自主的な対応を尊重する緩やかな措置を継続してきたことで議論を集めてきた。ただ、コロナ対策での議論とは別に、経済低迷は他国同様に深刻化している。国際通貨基金(IMF)の10月の見……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。