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JR九州、初のグリーンボンド発行額を倍増、200億円に。応募投資家増に対応。15日発行(RIEF)

2021-04-09 23:11:22

JRkyushuuキャプチャ

 

 JR九州(九州旅客鉄道)は9日、すでに公表している同社初のグリーンボンドの発行額を、当初より倍増させて200億円とすると発表した。応募投資家が増大したことに対応する。発行は15日の予定。資金使途は先に公表したように、省エネ型車両の導入のほか、気候変動激化に対応する鉄道施設の改修・更新等の適応対策等への投資等に充当する。

 

 発行額の増大のほかの条件は変わらない。期間10年。利率は年0.265%。主幹事は野村證券、みずほ証券、三菱FJモルガン・スタンレー証券が務める。ストラクチャリング・エージェントは野村が担当。グリーン性については格付投資情報センター(R&I)が国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)への適合性を付与した。https://rief-jp.org/ct4/112061

 

 発行額は倍増させるが、資金使途先の資金需要はもっと大きい。グリーン輸送とグリーンビルディング(社員研修センターの改築費用)を中心とし、グリーン輸送では、省エネ型車両やハイブリッド車両へ投資するほか、新幹線の防災対策やホームドア整備等にも充当する。

 

 9日現在で、投資表明した機関投資家等は、アセットマネジメントOne、東京海上アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、東京海上日動火災保険、住友生命等のほか、各信用金庫、信用組合、地歩銀行等25機関。

https://www.jrkyushu.co.jp/company/ir/library/greenbond/