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2010 年のSRI投資、過去最高の11兆㌦に膨張(Hedge Funds Review)

2011-03-03 22:07:23

Hedge Funds Review によると、2010年の世界全体のSRI型投資は11兆㌦に膨れ上がった。増加の最大要因は欧州の年金基金や大学、保険会社などの機関投資家に加えて、個人の富裕層(HNWIs)の投資が急増したためという。しかし日本のSRIだけは伸びるどころか減っている。なぜなのか? Eurosif は、今後2年間でSRI投資はさらに18~20%の増加を見込んでいる。11兆ドルのうち、欧州の資金が72%を占め、これまで規模の大きかった米国は28%にシェアを落とした。欧米の比率は2006年には欧州36%、米国64%(総額3.6兆㌦)だった。

Hedge Funds review の記事を書いた記者(Madison Marriage)は、「ヘッジファンドマネージャーは、もはやSRIを異端の支流ととらえるのではなく、新規資金を受け入れる主要な源泉であるとみなすべきだ」と指摘している。SRIへの資金流入は北欧系の年金式などが主導している一方で、個人の富裕層も全体の11%を占めている。

ただ、こうした中で、日本のSRI市場だけは、枠外のようで、NPO団体のSIF-japanの推計では、昨年末が約4000億円で、一年間で3割以上も減っている。

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