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国際金融公社の環境・社会基準作りの専門家として知られた相沢素子さん 英Climate Bonds Initiativeに参加。グリーンボンドの基準化に期待(FGW)
2014-10-29 14:26:24
温暖化対策に民間資金を誘導するクライメート・ボンドの標準化を目指す英NPOのClimate Bonds Initiative(CBI)に、シニア・フェローとして元国際金融公社(IFC)のESG分野で活躍した相沢素子さんが参加することが分かった。
相沢さんはIFC、世界銀行など国際公的金融機関で途上国プロジェクトを支援する際に、環境・社会・健康(ESH)などの要因への配慮を求める基準作り等の専門家として知られてきた。11月1日からCBIに参加する。
CBIのシニア・フェローのほかに、クライメート・ボンドの基準発展のためのアドバイサーの役割も担う予定。
相沢さんは、IFC時代は the Policy and Standards Unit in the Environment and Social Development Departmentのトップを務め、IFCのParfomance Standards on Environmental and Social Sustainability をまとめたことでも知られる。同基準は国際金融機関が実施しているプロジェクトファイナスでの環境・社会配慮基準の「エクエーター原則」の土台になっている。
また、中国の金融当局が環境金融政策として導入したGreern Credit Policyの立案・実施にも精力的に貢献した。現在は、IFC,世界銀行を離れ、グローバルに人権問題の解決を図るthe Institute for Human Rights and BusinessのManaging Director などを務めている。
環境・社会関連の基準づくりの専門家である相沢さんがCBIに参加することで、CBIが長年手がけてきたグリーンボンド、クライメート・ボンドの世界的な標準化作業が進む期待もある。
http://www.climatebonds.net/standards