香港証券取引所は、上場企業が投資家に開示する環境・社会・ガバナンス(ESG)情報について、現在の自主的開示の要請からComply & Explain(遵守するか、さもなくば説明するか）方式に切り替える方針を打ち出した。

 

　香港証券取引所は、2013年から独自に定めた「ESGガイド」に基づく自主的な情報開示を上場企業に求めている。開示促進のため証取は独自のガイドを定め、活用を推奨している。ただ、実際の開示実施は、同証取の上場企業（メインボード）1395社(2013年8月時点）のうち半数程度でしかない。

 

　一方で、ESG情報開示によって企業価値を幅広く評価される効果を実感する企業も増えているという。また世界の証取はグローバルな競争下にあり、投資家にも、上場企業にも、魅力的な市場環境を競……

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